耳鼻科の先生へ:医師監修を募集しています — お問い合わせフォームよりご連絡ください
← 記事一覧へ戻る

子どもの鼻水で寝れない・いびきがひどい時の対処法|原因と受診の目安

「鼻が詰まって子どもが夜中に何度も起きる」「いびきがうるさくて呼吸が苦しそう」「鼻水で寝かしつけがうまくいかない」

子どもの鼻づまりによる睡眠トラブルは、親にとって本当に大変ですよね。子ども自身も眠れず機嫌が悪くなり、看病する親も寝不足に……という悪循環に陥りがちです。

この記事では、鼻水・鼻づまりで子どもが寝れない・いびきがひどいときの原因と対処法、そして受診すべきサインをまとめました。


なぜ鼻水・鼻づまりで眠れなくなるのか

子どもが鼻づまりで眠れなくなるのには、体の構造的な理由があります。

  • 鼻腔が狭い:子どもは大人より鼻の通り道が細く、少しの腫れでも詰まりやすい
  • 横になると悪化:寝る姿勢では鼻水が喉に流れ込み、鼻の奥にたまりやすくなる
  • 口呼吸になる:鼻が詰まると口呼吸になり、喉が乾燥して余計に苦しくなる
  • いびき・無呼吸:鼻づまりが強いと気道が狭くなり、いびきや一時的な呼吸の乱れにつながる

特に夜間・就寝時に症状が強まるのは、横になることで鼻の血流が増えて粘膜が腫れやすくなるためです。


今夜できる!鼻づまりを和らげる対処法

1. 上体を少し高くして寝かせる

横になると鼻水が喉に流れ込みやすくなります。枕やタオルで上半身をやや高くすると、鼻水が流れにくくなり呼吸が楽になります。赤ちゃんの場合は、敷布団の下にタオルを入れてマットレス全体に緩やかな傾斜をつけると安全です。

2. 部屋を加湿する

乾燥した空気は鼻の粘膜を刺激して鼻づまりを悪化させます。**加湿器で湿度50〜60%**を保つか、濡れタオルを部屋に干すだけでも効果があります。

3. 寝る前に鼻水を吸ってあげる

寝る直前に鼻吸い器で鼻水を取り除くと、鼻の通りがよくなって寝つきが改善します。電動タイプの鼻吸い器は吸引力が高く、子どもの鼻づまりケアに特に効果的です。

4. 蒸しタオル・お風呂の蒸気

入浴後は鼻の通りがよくなるので、お風呂上がりすぐの寝かしつけが狙い目です。蒸しタオルを鼻の付け根に当てるのも、鼻水が柔らかくなって出やすくなります。

5. 水分を少し飲ませる

寝る前に少量の水や白湯を飲ませると、喉の乾燥が和らぎ、粘度の高い鼻水が出やすくなります。


いびきが気になるとき

子どものいびきは、鼻づまりによる一時的なものなら心配いらないことが多いです。ただし、以下のような場合は注意が必要です。

一時的ないびき(様子見でOKなことが多い)

  • 風邪や鼻づまりのときだけいびきをかく
  • 鼻水が治るといびきもなくなる

注意が必要ないびき

  • 鼻水・風邪が治ってもいびきが続く
  • 寝ている間に呼吸が止まっているように見える瞬間がある
  • 口を開けて寝ている状態が慢性的に続く
  • 日中も鼻づまり・口呼吸が多い

これらがある場合、アデノイド肥大や慢性的な鼻の問題が隠れている可能性があります。特に「呼吸が止まって見える」場合は、睡眠時無呼吸の可能性があるため、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。


病院へ行く目安

以下に当てはまる場合は、耳鼻咽喉科への受診をおすすめします。

  • 鼻づまりで何日も眠れない日が続いている
  • 風邪が治ってもいびき・鼻づまりが続く
  • 寝ている間に呼吸が止まっているように見える
  • 鼻づまりでミルク・食事がうまく取れない(乳児)
  • 黄色・緑色の鼻水が10日以上続いている
  • 発熱や耳を痛がる様子がある(中耳炎の可能性)

夜間に呼吸が苦しそうで様子がおかしいときは、夜間小児救急相談(#8000)に電話して相談できます。


やってはいけないこと

市販の点鼻薬を子どもに自己判断で使う

大人用の血管収縮剤入り点鼻薬は、子どもに使うと思わぬ副作用が出ることがあります。子どもへの使用は必ず医師・薬剤師に相談してください。

鼻を強くかませる・吸いすぎる

無理に強くかませたり、鼻吸い器で吸いすぎたりすると、粘膜を傷つけて中耳炎の原因になることがあります。やさしく、こまめにがポイントです。


👃 鼻水の状態をAIで確認してみる

「この鼻づまり、受診すべき?」と迷ったときは、ハナ・チェックが参考情報をお伝えします。鼻水の写真を撮るだけでAIが色・性状を分析して緊急度スコアを表示します。

→ 実際の鼻水を写真で確認する(ハナ・チェック)


よくある質問

Q. 鼻づまりで寝れない赤ちゃん、何時間間隔で鼻水を吸えばいいですか?

決まった間隔はありませんが、寝る前と、夜中に苦しそうなときに吸ってあげるのがおすすめです。吸いすぎは粘膜を傷つけるので、苦しそうなタイミングに絞りましょう。

Q. 子どものいびきは放置しても大丈夫ですか?

風邪・鼻づまりによる一時的ないびきなら、治れば自然になくなることが多いです。ただし慢性的に続く・呼吸が止まって見える場合は、アデノイド肥大などの可能性があるため受診をおすすめします。

Q. 寝かせる向きで鼻づまりは変わりますか?

はい。完全に仰向けより、少し上体を起こした姿勢のほうが鼻水が流れにくく呼吸が楽になります。横向きが楽な子もいるので、子どもが落ち着く姿勢を探してみてください。

Q. エアコン・暖房をつけたまま寝かせていいですか?

問題ありませんが、空気が乾燥しやすいので加湿とセットにしてください。乾燥は鼻づまりを悪化させます。


関連記事


参考情報


まとめ

  • 子どもは鼻腔が狭く、横になると鼻づまりが悪化しやすい
  • 今夜できる対処:上体を高くする・加湿・寝る前の鼻吸引・お風呂の蒸気
  • 一時的ないびきは様子見でOKなことが多い
  • 「呼吸が止まって見える」「風邪が治ってもいびきが続く」場合は受診を
  • 大人用の点鼻薬を自己判断で使わない

⚠️ 本記事は参考情報の提供を目的としており、医療診断に代わるものではありません。症状が気になる場合は医療機関にご相談ください。

ハナ・チェック編集部

Webデザイン・データアナリスト・ディレクターとして従事。花粉症・副鼻腔炎の当事者として、鼻の症状で悩む方向けの参考情報を発信しています。

※本記事は医療専門家による監修を目指しています。現在、耳鼻咽喉科医師の監修者を募集中です。

実際の鼻水を写真で確認する →